上履きのタイプは、いくつもありますが、たいていの場合はつま先がカラー(ゴム製)になっていても白です。白一色では何だか寂しいし、子供達から「○○を描いてー」って、テレビで人気のキャラクターを描く様におねだりがあるかも知れませんね。
そこで、今回は「上履きに手書きする」ことについて調べてみたいと思います。
上履きに絵を描くメリット
・子供が喜ぶ
・上履きをほかの子と間違えない
・上履きの左右を間違えない
・・・など
上履きに絵を描くのに適した文具
トールペインティング用絵の具:「三原色+白・黒」で好みに混ぜて手早く塗る
基本的には「アクリル絵の具」と同じ物ですが、すでに液状になっています。ほかの色と混ぜやすいですが、筆につける量の調整に気を使うかも知れません。
アクリル絵の具:発色が良く、乾くのが速く、洗濯にも強い
形は絵の具と同じ物から液状の物まであります。
絵の具と同じ形の物であれば、薄め方でグラデーションが出せます。
そのまま塗れば、均一でマッドな仕上がりになります。
水性ペンキ:乾くまで時間がかかるが、乾けば落ちない
刺激臭が少ないのが特徴です。近所への迷惑も意識せず気軽に作業ができるでしょう。
万が一を考えて、窓を開けてやるなどの換気は必要です。
布描きペン:ペン先が太いので細かい絵には不向き
インクには水性と油性がありますが、布には「水性顔料」のタイプを使います。
このインクは臭いやにじみが少なく繊維の中に浸透しないので、きれいに保つことができます。
布への定着力が高いので洗濯に強く、洗っても消えたりにじんだりしにくいです。
染色用の絵具:布製に適している
天然繊維の生地に適した絵具です。
普通の絵の具の様に、色を混ぜることもできます。
とても細かい粒子の顔料なので繊維に浸透しやすく、水彩画の様に繊細で透明感のある仕上がりになります。
ドライアイロンでなら、定着後は洗濯機やドライクリーニングが可能です。
染色用のモコモコペン:加熱で浮き上がる
様々なタイプのペンがあります。耐水性の顔料インクです。布専用なのでにじみにくく、洗濯を繰り返しても色あせしにくいです。色の種類も豊富なので好みに合わせて揃えられます。
油性ペン:洗濯にはある程度の耐性はあるが、にじみやすいものもある
油性ペンは、もともと液体のなかに黒や赤の色(顔料)などのインクを混ぜてつくっているため、乾くまでの時間が同じではない分、にじむ傾向にあります。
ですが、いったん定着すると消えにくく色あせにくく洗濯に強いです。
・・・など
にじんだり消えたりしない画材が良いですね。
画材は、手芸屋さんや画材店、100円ショップにもあります。
油性ペンキは、使いどころを考えて使用しましょう。
上手な描き方
鉛筆で下書き
・別の紙で何度か練習する
・カーボン紙を使う:上履きの曲線部に注意して描く
・直に描く
・・・など
自分に合った方法で、まずは上履きに写し取りましょう。
薄く描けば消しゴムで消せますが、色付けする色によっては残るかも知れませんので慎重に描きましょう。
色付け
絵の具は薄めすぎない:色が上手く乗らない
下書きの線からはみ出ない:修正ができない
・・・など
細書き用の筆や先が筆ペンになった物が適しています。
手が震えるかも知れませんが、酷いはみ出しでなければ、縁取りでカバーできます。
(必要に応じて)縁取り:絵がはっきりする
・色付けした絵が完全に乾いたのを確認してから進める
・黒の極細用油性ペンで、できるだけペンを止めずに一気に描く
・・・など
おおかたの工程は、こんな感じです。
始めから好きな一色で汽車やハートなどを描いても良いですね。
出来映えをチェックしましょう。
まとめ
殺風景な上履きが、手を加えることで世界にたった1つの上履きになります。その絵が、例え、左右を間違えない目印だとしても、子供達にとっては自慢の上履きとなるでしょう。用意できそうな画材を選んで、挑戦してみてください。子供達の喜ぶ顔が浮かぶ様です。