子供達の上履きに「左右を間違わない様に」とワッペンやアップリケを付けたり、かかとの「輪っか(プル・ストラップ)」に小物が付いていたら、可愛いですよね。

上履きデコと一石二鳥になるオシャレなワッペンやアップリケ、かかとの「輪っか」に付ける小物について、色々と調べてみたいと思います。

「アップリケ」と「ワッペン」の違いについて

アップリケ:正式名称は「アプリケ」。裁縫の手法の1つで、フランス語。

衣服や元となる生地に飾り紐・ボタン・ポケットなどいう。

広くは、全く異なった生地や皮などを好みの形に切り抜いたものを、アプリケステッチやそのほかのステッチで留め付けたそのもの。

 (引用:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)

ワッペン:「紋」や「紋章(家系や権威などの象徴)」の意味のドイツ語。

日本では、ブレザーやスポーティな衣服の胸や袖などに装飾として付ける西洋風紋章の小さな楯形の飾りをいう。

(引用:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)

何だか難しいですけど、アップリケは、例えるなら「可愛くて比較的小さいもの」、ワッペンは、「格好良くって重厚で、胸や腕に目立つ様に付ける大きいもの」と考えれば簡単でしょうか・・・。

そういえば、中学生や高校生などの胸に付くあの学校を表すのは、ワッペンという訳ですね。

上履き アップリケ ワッペン 輪っか 付け方

ワッペンを付ける

上履きの布部分に貼り付けるアップリケもほとんど同様のやり方です。参考にして作ってみてください。

アイロンで付ける

①市販の好きな絵柄のワッペンを用意する

②アイロンの温度を140~160℃(綿)に設定

③上履きにワッペンを置く

④ワッペンの上に当て布する

⑤ワッペン全体に熱が行き渡る様に強めに押し当てる:約20~40秒ほど

※ゴムにアイロンにかからない様に注意する(ゴムが溶ける)

アイロン台の角を上手く利用する

接着具合を見て、心配なら縫い付けた方が良い

⑥完全に冷えるまで放置する

縫い付ける

①アイロンで接着できないワッペンは、上履きにワッペンの縫代(ヌイシロ)の部分を縫い付ける

※布用の糊(ボンド)などでワッペンを接着してから様子を見て縫い付けても良い

自分で作る(「アイロンプリントペーパー」を使う)

①「アイロンプリントペーパー」を用意する

②PCから好きな絵柄を印刷する

③説明書に従って、作成する

「アイロンプリントペーパー」の種類

・エレコム EJP-WPNH1 アイロンプリントペーパー 白生地用 葉書サイズ 5枚

・コクヨ インクジェットプリンタ用アイロンプリントペーパー A4  5枚

・エプソン アイロンプリントペーパー A4 サイズ 5枚

・・・など

※これらは転写タイプなので印刷の時点で反転される(こちらの操作はいらない)

洗濯には弱い

(引用:楽天)

自分で作る(ミシンを使う①)

①好きな絵柄の生地を用意する

②裏面にかための接着芯を貼る

③ミシンのほつれ止めやアップリケの縫い付けモード(ジグザグ)に合わせる

④縁取りをしたいラインから外側に向かう様にミシン縫いする

※ジグザグ縫いでは、使いたい絵柄の外側に針がくる位置をよく確認する

⑤ジグザグ縫いが一回りしたら絵柄を切り抜く

⑥縫い止まり(縫い始め)や間違って切ってしまったところなどに、ほつれ止めの糊を塗る

※「ほつれ止めの糊」の一例:ほつれ止め液「ピケ」(ほつれを防いで洗濯などに対して耐久力 がある)

⑦乾いたら上履きに縫い付ける

自分で作る(ミシンを使う②)

①好きな絵柄の生地を用意する

②裏面にかための接着芯を貼る

③布用の糊付きシートを貼る

④ミシンのほつれ止めやアップリケの縫い付けモード(ジグザグ)に合わせる

⑤縁取りをしたいラインから外側に向かう様にミシン縫いする

※ジグザグ縫いでは、使いたい絵柄の外側に針がくる位置をよく確認する

⑥ジグザグ縫いが一回りしたら絵柄を切り抜く

⑦縫い止まり(縫い始め)や間違って切ってしまったところなどに、ほつれ止めの糊を塗る

※ほつれ止めの一例:ほつれ止め液「ピケ」(ほつれを防いで洗濯などに対して耐久力がある)

⑧乾いたら上履きに貼り付ける

外注する

ここでは、ワッペンを作ってくれそうなショップの一例を紹介します。

引用:店舗名「ワッペンのMA-KING」・商号「有限会社アート刺繍」

・実物サンプルで、仕上がりを本製作前に確認できます!

・高品質ワッペンが驚きの低価格で!

・お客様のご要望に耳を傾け、徹底して努力します!

・・・など

引用:株式会社カメオカ

ワッペンは当社がもっとも得意とする商品です。規格の用意が数種あり、企業ロゴやお名前を気軽にワッペンにすることができます。もちろんフルオーダーオリジナルワッペンも、複雑なデザインを可能にするプリント・重厚感のある刺繍どちらでも対応可能です。

・・・など

③引用:株式会社バンテック

お好きなデザインで作れるオリジナルワッペン。オリジナルワッペン専門店では、刺しゅうワッペンでは再現できないグラデーションや細い文字も印刷可能です。プリントも生地自体にインクを発色させる特殊な印刷方法を採用している為、顔料プリントのように洗濯での色落ちが心配なく、生地自体のやわらかい風合いを保つことが出来ます。

・・・など

自作から外注まで、様々なワッペンの入手方法がありますね。

ワッペンもアップリケも、洗濯には弱い一面がある様ですので、コーティング剤を使用するか、洗う時には外した方が良いでしょう。

また、一般的には、コーティング剤の使用することによって、何もしない状態よりは汚れにくく、お手入れが楽になります。

輪っか(プル・ストラップ)にアップリケを付ける

ストローとヘアゴムで作る

①無地などのストローを用意する

②ストローに柄や文字を書く

※スムージーなどについてくる太めのストローの方が、作業がしやすい

③ストローとプル・ストラップにヘアゴムを通して結ぶ

※結び目は、ストローの中に隠す

100円ショップなどにある「チェーンリング」を付ける

好きな色を1個から数個付ける

※1個の場合は、子供が上履きを履く時、かかとを入れるのに役立つかも知れない

キーホルダーを付ける

①プル・ストラップに合わせたサイズの丸カンを用意する

②ストラップの先の飾りなど(単独)を丸カンに付ける

③丸カンを上履きのプル・ストラップに付ける

※丸カンを上履きに付けてから飾りを付けても良い(やりやすい方法で装着)

ボタンを付ける

市販のキャラクターボタンとプル・ストラップにゴムを通して結ぶ

※結び目はプル・ストラップの中に隠す

くるみボタンを付ける

①市販の、または手作りのくるみボタンを用意する

②くるみボタンとプル・ストラップにヘアゴムを通して結ぶ

※結び目はプル・ストラップの中に隠す

それぞれの洗濯の関する注意点

①どちらも取れる(外せる)ものは、全部外す

無理なら・・・

②強くこするとはがれる

③やさしく叩く様に洗う

④漂白剤の使用は避ける

⑤できれば水洗いにする

・・・など

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まとめ

上履きにデコレーションすることは、子供達にとって楽しみでもあるけれど、目印になったり自慢になったり、時には誇りになったりするものです。できるだけ長持ちするものを付けてあげてくださいね。また今回、「アップリケ」と「ワッペン」の違いについても勉強になりました。そうそう、子供達の大好きなテレビアニメなどのキャラクターを利用する場合の注意点ですが、この様なものには「著作権」が存在します。一般的には、「商業利用は禁ずる。」とありますが、念のため人に譲ったりすることも控え、自分達だけで楽しむ様にお願いします。

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