上履きデコのやり方の中には、アクリル絵の具を使ってペイントするというものがあります。
アクリル絵の具とは、見た目は全く子供達が使う絵の具(セット)と変わりません。
ですが中身は、絵の具とは全く違い、完全に乾くと水を流しても簡単に落ちることはなく、多少の色あせはありますが、ほぼきれいなまま残ります。
そんなアクリル絵の具を使ってデコレーションした上履きの洗い方と、注意点などを調べてみます。
アクリル絵の具について
・アクリル絵の具は「水性アクリル絵具」という
・「アクリル樹脂エマルション」という溶液と顔料を練って作られている
・子供達が使う絵の具と同じ様に、乾くまでは水に溶ける
・乾燥すると水に強い
・気温や気候の変化にも耐える→屋外で使用する上履きなどには向いている
・色の定着力が強い→描かれるものを選ばない(何にでも描ける)
・油絵の絵の具よりも早く乾く→速乾性がある
・普通の絵の具の様に薄めたり、油絵の様に重ねたり、使い方は様々
・・・など
アクリル絵の具のメリット
・塗っている時は子供達の絵の具と同じ様に塗れる
乾くまでは筆も普通の水で洗える
・油絵の様に、凹凸(オウトツ)を出すことができる
・速乾性がある
重ね塗りができ、始めに塗った色がにじまない・色移りがない
・水に濡れても流れない
汗や雨に強い・・・など
アクリル絵の具のデメリット
・アクリル絵の具の「速乾性」がデメリットとなる
絵の具のフタは開けっ放しにできない
服や紙に付いて固まったら、もう落ちない
使った筆は、すぐに洗わないと固まる
間違えたと思っても乾いたら、もう訂正が効かない
・・・など
アクリル絵の具を使ってデコレーションする
アクリル絵の具がいくら水に強くても、擦れたりこすったりしたら、せっかくの絵柄が台無しになります。
必ず仕上げのデコパージュ専用液でコーティングしましょう。
「塗る⇔乾く」を数回繰り返して、最後まで良く乾かしましょう。
アクリル絵の具を使ってデコレーションした上履きを洗う
仕上げにコーティングしてあれば汚れにくいので、少しの汚れなら、まずは水拭きしてみましょう。
ですが、気になるほど汚れてしまったら、お試しください。
①洗剤と一番柔らかい毛の歯ブラシなどで軽くこすり洗い
②すすぎはしっかりと「水」でやる
上履きを洗う時の注意点
①ごしごしとこすらない
絵柄がはがれることがある
②お湯では洗わない
絵柄がはがれることがある
③お湯での浸け置き洗いはしない
絵柄がはがれることがある
④洗濯ネットがあっても、洗濯機で洗わない
絵柄がネットにくっ付くと、はがれる恐れがある
⑤上履き同士を離して干す
上履き同士が触れていると、くっ付いてはがれなくなる
⑥完全に乾かす
まとめ
アクリル絵の具は、100円ショップでも購入できます。また、デコパージュ専用液やコーティング剤も置いています。アクリル絵の具の特徴も分かりました。慣れるまでは少し戸惑うかも知れませんが、デコレーションされた上履を見たら子供達も大喜びすること、間違いありません。自信がないと言っていた人も簡単なワンポイントなどの絵柄から始めてみましょう。